皆さんこんにちはカクです。
今回はショートケーキなどを作る時にも使用する”生クリーム”が泡立つ仕組みを解説していきます。
液状のものが混ぜているだけでクリーム状になるなんて、誰しもが1度は不思議に思ったことがあるかと思います。
泡立つ仕組みも理解できれば、今までより上手に泡立てることができるようになるはずです!
他にも生クリームとホイップクリームとでは何が違うのかも書いていますので、一緒に見ていきましょう。
クリーム状になる仕組みを理解する
まずはなぜ生クリームが泡立つ(クリーム状になる)仕組みを知りましょう!
どうやって生クリームが液状からクリーム状に変わるのか、原理がわかれば生クリームを立てる時に混ぜすぎたりして失敗してしまうなんてことも減るかと思います。
仕組みを理解するうえで覚えておきたいのは以下の3つ。
- 脂肪球(膜に覆われた脂肪)
- 乳漿(糖質やタンパク質を含んだ液体)
- 気泡
図を見ながら1つずつ解説していきます。
①生クリームの最初の状態は乳漿という白い液体の中に膜に覆われた脂肪球がいくつもある状態です。この時はまださらさらの状態です。ものによっては若干濃度がある時も。
②ホイッパーで①の状態から混ぜていくと、混ぜている衝撃で脂肪球の膜が壊れていき周りの脂肪球とくっつき始めて、次第に空気(気泡)を抱き込んでいきます。この時はトロトロしている状態です。目安は混ぜているホイッパーを持ち上げたときに少しすくえるくらい。
③さらに混ぜていくと空気を抱き込んでいた脂肪球同士がくっつきだし、網目の構造となっていきます(しっかりとしたクリーム状になっている)。なんか科学授業の時に見るような図ですよね笑 目安はホイッパーですくってしっかりと持てるくらい。
※③の状態からさらに混ぜてしまうと固形と水分に分離してしまいますのでご注意を。。。ちなみに分離してからさらに混ぜ、固形となった部分は皆さんがよく知るバターとなります。残った水分に乳酸菌とカルピス菌を添加するとカルピスになるのだとか。
生クリームとホイップクリーム(植物性)との違い
生クリームって35%とか47%、動物性だの植物性だのあり何を使えばいいのかわからないなんて方は実は多いと思います。
まずは表を作ってみましたので一緒に見ていきましょう!
まず、ざっくり分けて2つです。生クリームなのかホイップクリームなのか。
- 生クリームの原料は動物性脂肪
- ホイップクリームの原料は植物性脂肪
生クリームの中でも%で分けられています。これは先ほど図で説明した脂肪球を含んでいる量だと思ってもらえれば良いかと思います。%が高ければ高いほどほどたくさんの脂肪球が含まれています。脂肪球が多く含まれているほど混ぜた時に早く泡立ちます。表では35%と47%しか載せていませんが、実は他にも種類があります。たくさん載せると混乱してしまうので今回はスーパーなどでもよく見るこの2つにしてみました。
ホイップクリームには基本的にパッケージに%表記がないです。
価格も変わってきます。ホイップクリーム(植物性)の方がお手頃な値段になっていますね。
次に見た目と味ですが、生クリームとホイップクリームとを使い分けるにはここで判断されるといいと思います。
ホイップクリーム < 生クリーム35% < 生クリーム47%
のように生クリームの%が上がっていくにつれクリーム自体の色が黄色がかっていき、味も%があがるにつれミルク感が増し濃厚な風味を感じることができます。
なので、何を作るかにもよりますが…
例えばショートケーキを作るとして、口当たりが軽くて見た目も真っ白なショートケーキが作りたい場合はホイップクリームを使用して作るなど
逆もあり、濃厚さを出して本格的なショートケーキを作りたい場合は生クリームを選んでもらえたら良いかと。
このように用途に合わせた使い方ができるようになると、お菓子作りがより一層楽しく感じられると思います!
保存期間ですがホイップクリーム の方が生クリームより長めになっています。これは添加物が入っているか、いないかの違いなので気になる方は多少期限が短くても生クリームを選んで使ってください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
生クリームが泡立つ仕組みを知っているだけで実際作る時の気持ちも変わってくると思いますし、意識をしながら立てるだけで今までとは違うはずです。
また、生クリームとホイップクリームの違いについても理解を含めることで使い分けがしっかりできるようになると思います。
濃厚なケーキだから添える生クリームはあっさり目にしようなどと組み合わせを考えるのも1つの楽しみになるのでぜひ考えてみてください。
コメント
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