生クリームを立てる(泡立てる)時のコツ・注意点・裏技まとめ

お菓子作り

みなさんこんにちは!

生クリームって砂糖と混ぜるだけでしかも美味しい!なんて思っていて、いざ自分で立てみると意外と難しかったりしますよね。

僕も生クリームは専門学生時代かなり苦戦しました。(ぼそぼそになってしまったりなど…)

今回は生クリームを泡立てる時のコツや、必ず押さえておきたい注意点、立てるのが面倒な方向けの裏技をご紹介します。

泡立てる時のコツ

生クリームを泡立てる時のコツはこの2つです。

  1. 泡立ててる時の温度に気をつける。
  2. 混ぜる時の道具に気をつける。

それでは1ずつ確認してみましょう!

  

泡立てる時の温度に気をつける。

生クリームは5℃〜10℃の間で泡立てるのが理想です。これが1番のコツだったりします。

一番良い方法は氷水を貼ったボールの中で生クリームを泡立てることです。下のイメージのような感じです。

この時に注意したいのは氷水が生クリームの中に入らないようにすること。この後にも詳しく書きますが、生クリームの中に余計な水分が入ってしまうと泡立たなくなる原因となります。

また、10℃以上の温度で泡立てると脂肪球が傷つきすぎて、泡立てた時にキメが荒くなりボソボソとした見た目になってしまいます。

脂肪球というワードが出てきましたが、生クリームの仕組みについて書いている記事でも少し触れていますので気になった方は是非チェックしてみてください。

キメ細かく見た目が滑らかに仕上げたいのならば5℃〜10℃の間で泡立てることを意識しましょう。

  

泡立てる時の道具に気をつける

皆さん。

生クリーム泡立てるときどんな道具を使っていますか?

電動ミキサー、ホイッパー、はたまた道具を使わず容器に入れ振って生クリームを泡立てる方もいらっしゃるかもしれません。

今回気をつけて頂きたい道具はホイッパーです! 

結論から言うと”ワイヤーの数が多いホイッパーを使って生クリームを泡立ててください。

ホイッパーって何?ワイヤーってどこのこと?と言う方のために参考画像を貼っておきます。(必要ないと思いますが念のため…小さめに貼っておきます。。

ダメとは言いませんが100均などに売っているワイヤーの数が少なめのホイッパーを使って泡立てると、泡立ちにくく時間がかかってしまいます。時間がかかる分状態は変わってしまいます。

生クリームを立てる時の注意点

生クリームを立てる時に必ず抑えておきたい注意点はこの3つです。

  1. ハンドミキサーで立てる時は立て過ぎに注意する
  2. 生クリームに余計な水分が入らないようにする
  3. 金っけを出さないようにする

それではまた1つずつ見てみましょう。

  

ハンドミキサーで立てる時は立て過ぎに注意する

ハンドミキサーを使っていてうっかり生クリームを立てすぎてしまった方は静かに手を挙げてください。

ハンドミキサーって電動だし、コンセントに挿してボタンを押しているだけ!

なんて思っている方…あまいです。。。生クリームくらい。

電動が故にデミリットがあることを頭に入れておきましょう。手を使ってホイッパーで泡立てているのとは違い、生クリームの感覚が伝わって来づらいのです。

その結果、もう少しかな?もう少しかな?とどんどん立てすぎてしまいボソボソになったりします。

ではそうならないためには?

それは、ある程度とろみが出てきたら時々ハンドミキサーを止めてゴムべらに持ち替えて全体を混ぜてみることです。

そうすることにより、生クリームの感覚を手で確かめられますし、何より生クリームの混ざり具合が均一になります。この方法で立てれば立てすぎて失敗してしまう可能性も少なくなると思いますので是非実践してみてください。

ここで、まだ手を挙げていた方は手を下ろしてもいいです。

もう大丈夫!

  

生クリームに余計な水分が入らないようにする

先ほど ”氷水で生クリームを立てる” のところで少し触れましたが、もう少し詳しく書いていきます。

生クリームを立てる前は余計な水分、油は厳禁!!

と言うことで先に結論から書きましたが、どう言うことなのか。。

生クリームを立てる前に生クリーム以外の水分や油分が入ってしまうと、分離や立てた後にボソボソとした見た目になってしまう原因となってしまうのです。

よくあるのが、ボールを洗った後に水滴を拭かずにそのままの状態で生クリーム投入……

あとは先ほどの氷水に当てながら生クリームを立てていてボールを傾けすぎて水が入ってしまうパターン…

あるあるを2パターン書きましたが、これは衛生的にもあまりよくありませんので最新の注意を。

金かなっけを出さないようにする

皆さんはご存知ですか。

あの悪魔のツブツブを。。。

生クリームを立てた時に黒いツブツブしたのが生クリーム上に現れたことはないでしょうか。

僕も学生時代にショートケーキを作ろうとして、一生懸命生クリームを立てていたのですが…混ぜているうちにどんどん謎の黒いツブツブが出てきてしまい、僕のショートケーキは黒いツブツブ付きの見た目最悪ケーキとなってしまいました。。

あいつ(黒いツブツブ)は一体なんなのか!!

それは、ステンレス製のボールとホイッパーが”こすれ”によってできた黒ずみです!!

僕は勝手に”かなっけ”と言っています。笑

金っけを出さないためにはどうすればいいのか。

それは組み合わせの問題でした。金属と金属が擦れるせいで金っけが出てしまうので、その組み合わせを変えましょう。

例えば>>ステンレスのボールワイヤー部分がシリコンで加工されたホッパー

   >>ガラス、またはホーローのボールステンレスのホイッパーなどです。

どうしてもステンレスのボールとホイッパーしかないよ!と言う方はあまりカチャカチャと金属どうしを擦らないように(生クリームだけを混ぜるイメージ)で泡立ててみてください。疲れるとは思いますが、僕も初めの方はそうやっていました。

ちなみに金っけ(黒いツブツブ)は人体に影響はないと言われていますが、見た目的にはあまり食べたくはないですよね。。。

  

便利な裏技紹介

時間短縮法

僕から紹介する裏技は”生クリームがまだパッケージに入っている状態である程度振る!!”です。

なんだそんなことかと思うかもですが、これが泡立てる時間を短縮してくれるのです!

やり方は皆さんのご想像通り。生クリームのパッケージを開封しないまま振るだけです。最初はシャバシャバとした感じですが、だんだん振っているうちにモッタリしてくるのを感じられると思います。しかし、ここの時点でやめないと固まりすぎてしまうので注意が必要です!! それと砂糖の入れ忘れにご注意を。

振る作業のヤメ時が少し早すぎるかな。くらいがちょうどいいです。

皆さんも是非お試しください。

 

泡立てすぎてしまった時の対処法

泡立てていて、「ここまで硬めにするつもりはなかった!」なんて言うときがあるはずです。

安心してくだい。戻せます!!!(流石にボソボソになるまで立てた状態からの復活はできませんが…)

シャバシャバな状態の生クリームを少し足せば復活できます。

しかし、入れすぎてもまたゆるゆるになってしまうので様子を見ながら入れていきましょう。

家にあった生クリームは全部泡立てちゃったよ。。シャバシャバの生クリームなんて余っていませんと言う方、、、いますぐ立てすぎた生クリームをラップして冷蔵庫に保管し新しい生クリームを買ってくるか、諦めしかありません。。

  

 

●世間では生クリームにレモン汁を少量入れると早く泡立つ!!なんて夢のような裏技も紹介されていますが、あれは正確に言うと”泡立つ”ではなくて”タンパク質の凝固”なのです。と言うことで元プロとしてはおすすめできないので今回は紹介しませんでした。。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

生クリームって立てるだけですけど意外と奥が深いですよね。

今の時代ハンドミキサーと言う便利な物もありますが、是非初めのうちはホイッパーを使い手で立てることをおすすめします。手で立てていくことで生クリームの感覚(ここくらいが7分立てかぁなど)をしっかりと感じ、モノにしていって欲しいです。

その感覚を持った状態でハンドミキサーを使っても失敗は少ないと思います。

失敗もたくさんする分上手になるとはよく言いますが、僕は少し違うと思います。

『あー失敗しちゃったー!』

で終わるのではなく、その都度その都度なぜ失敗したのかを考え調べて次に取り組みましょう。

そうすることにより同じ失敗はしなくなります。

 

なので皆さん良い失敗をたくさん重ねていきながら楽しいお菓子作りライフをお楽しみください。

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